2012年12月13日

検証されていないハードウェアでもRHELは動作しますか?

弊社のサポートでは、ハードウェアの機種ごとに認定をしており、
その状況をハードウェアカタログに掲載しております。

 https://hardware.redhat.com/

サポートについて、カタログに掲載されていないため門前払いするということはありません。

しかしハードウェアに起因する問題ではないか、と疑われる場合には、カタログに掲載されているハードウェアでも同様の問題が再現するかの確認をお客様におねがいします。

PCでは、CPUがPentium Pro 以降の世代であれば基本的には動作するはずです。
しかし検証はされておりませんので、弊社から「動作します」もしくは「動作しない場合にはサポートします」というような表明はいたしかねます。

2012年11月21日

KVM上でのクラスタミドルウェアの制限

現状のKVMで利用されているvirtio-blkはSCSIコマンドのごく一部のみ処理します。そのため、SCSI3 PR(persistent reservation) と呼ばれるSCSIコマンドを基盤とするHAクラスタシステムでの共有ストレージとしては利用できません。

上記の前提はRed HatのRHEL HA Add-onには該当しません(ただし fence scsiと呼ばれる一機能は制限をうけます)が、他社のクラスタミドルウェアでは該当するものがございます。

この制限についてRHELのKVMとRHEVとの間に違いはございません。

RHCSA, RHCEの事前勉強に適当な参考文献をおしえてください

各コース内容の概要を参照しながら、レッドハットのドキュメントをひろいよみするのが一番手早いかと思います。

主に対応するドキュメントとしては、以下のものがあります。

導入ガイド
https://access.redhat.com/knowledge/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Deployment_Guide/index.html

インストールガイド
https://access.redhat.com/knowledge/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Installation_Guide/index.html

ストレージ管理ガイド
https://access.redhat.com/knowledge/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Storage_Administration_Guide/index.html

LVMのコマンド例については英語ですが以下のものがあります。
Logical Volume Manager Administration
https://access.redhat.com/knowledge/docs/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Logical_Volume_Manager_Administration/index.html

SELinuxについてはやはり英語になってしまうのですが以下です。
Security-Enhanced Linux User Guide
https://access.redhat.com/knowledge/docs/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Security-Enhanced_Linux/index.html

2012年11月12日

RHELのハードウェア要件について


RHELに必要な各種容量については、以下のURLで参照いただける「Red Hat Enterprise
Linux の機能と限度」内、必要な最低容量の欄に推奨も併記しております。
https://jp.redhat.com/resourcelibrary/articles/articles-red-hat-enterprise-linux-6-technology-capabilities-and-limits

また弊社インストールガイドにてより詳細に記述しております。
以下のURLからごらんください。
https://access.redhat.com/knowledge/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Installation_Guide/ch-steps-x86.html

また実際のハードウェア選定におきましては、ハードウェア個別に互換性の検証
がされております。以下のHardware Catalogをご確認ください。
https://hardware.redhat.com/

仮想化環境については、RHELのXen,KVM, RHEV, Hyper-V, VMwareのみをサポート対象としております。その他の仮想化環境はサポート対象としておりません。

サポート対象とならない仮想化環境としては具体的に、OracleVM, Citrix Xenserver, LXC, OpenVZ, Parallels Virtuozzo などです。これらの環境はサポート対象でないため、サポートでの問い合わせ時に、問題が実機で再現することをお客様に確認いただく場合がございます。

なおサブスクリプション費用はサポート対象であるかないかにかかわらず必要です。