2014年3月17日

linux virtual consoleのリサイズ

linuxのvirtual consoleをリサイズする方法を調べたのでメモ

いくつか手法があるのでおすすめ順に。

1. fbset コマンドを利用してリサイズ
    - 実行しながらダイナミックに変更できるフレームバッファの表示サイズを変更する
    - RHEL6から入っていない。Fedoraには存在している
    - 要perl

2. カーネルのコマンドラインでvideo=オプションを指定する
    - video=800x600 のようにモードを指定する
    - カーネルの中に含まれているモードのDBを利用するので好き勝手なサイズにはできない
    - video=オプションのサポートはデバイスドライバ毎におこなわれているので互換性の問題がある。ただし現在主流のものはOK

3. drm_kms_helperモジュールのedid_firmwareオプションで(通常はディスプレイが提供する)EDID情報を提供する
    - drm_kms_helper.edid_firmware=edid/1024x768.bin
    - モジュールのオプションなのでカーネルのコマンドラインだけでなくmodprobe.confでも指定できる

4. カーネルのコマンドラインでnomodesetオプションを指定する
    - 80x24のコンソールだけでよければこれでok.
    - vga= オプションでサイズ指定もある程度可能
    - 基本的にデバッグ用のオプションなので推奨されません(RHELだとサポート対象外)

5. virtual consoleをつかわない
    - 仮想化環境であれば、シリアルコンソールを設定してvirtual consoleを使わないオプションはそれなりにリーズナブル

変更:
1. nomodesetはデバッグ用でサポートされない話を追記
2. drm_kms_helperモジュールを教えてもらったので追記